飛行機の中で、機内用品という物品を通じた
新しい快適と驚きを届けていきたい
PROFILE
天谷 純
ライフスタイル事業部
総合職
法学部卒
2023年キャリア入社
大学卒業後、専門商社を経て2023年に全日空商事へキャリア入社。ライフスタイル事業部の機内用品チームに配属される。機内用アメニティや食容器の企画・提案・品質管理をメインで担当。チームの売上分析、業務効率化のための仕組みづくり、後輩の教育係も務め、チーム全体の成長を支えている。
SUMMARY
- 機内アメニティや機内食容器の企画・改善を通じて、お客さまの快適な空の旅を支える
- ブランド変更や海外サプライヤーとの交渉など、挑戦と工夫と創造を重ねた商品開発
- 多様な分野の機内用品に関わり、自分の提案が形になる面白さを実感
- ANAの高品質な機内用品を海外のエアラインにも提案していきたい
入社動機
「機内」という空間に
限りない可能性を感じた
前職ではプラスチックの商社で原料の輸出入から製品の製造・販売までを担当していました。その延長線上で次のキャリアを見据えた時に興味を持ったのが、仕事でもプライベートでも身近だった「飛行機」に関連する全日空商事でした。
思えば、飛行機内は特殊な空間です。旅行に向かい胸を躍らせているお客さまもいれば、自身も前職で体験したような重要な商談を控え緊張されているお客さまもいる。その空間は無数とも言える飛行機の数だけ存在する。機内用品を通じてお客さまに安心や快適を提供し、思い出となるようなアイテムづくりにも関われることにロマンを感じ、ANAの機内用品を取り扱う全日空商事への入社に至りました。
仕事内容
様々な機内用品の
“当たり前”を特別に
私が所属するライフスタイル事業部機内用品チームでは、歯ブラシやアイマスク、ヘッドホン、食事用のカトラリーや容器など、機内で使われる数千種類のアイテムの企画・提案・品質管理を行っています。「飛行機の客室内で固定されていない物品は、すべてライフスタイル事業部で扱う(※)」とも言われるほどです。そんな飛行機の中でお客さまが当たり前に手にするアイテムを、より快適で特別なものに変えていくのが私たちの使命です。ANAの企画部門やお客さまの声を起点にアイテムの提案・改善を進め、例えば「環境に配慮した素材を取り入れたい」「機内は乾燥するので、コスメポーチに保湿液を入れてほしい」といった具体的な要望に応える形で素材や仕様を検討。海外の展示会にも足を運んでトレンドをリサーチし、常に最新の要素を取り入れた提案を心がけています。
さらに、この仕事には「欠品は許されない」という大きな責任があります。常に代替手段を確保しながら、海外のサプライヤーとスピード感や文化の違いを乗り越え、交渉・調整する姿勢が欠かせません。また売上データの分析や業務効率化の仕組みづくりにも取り組み、在庫管理や発注の最適化を図るなど、実に多角的な視点から商品開発を進めています。
※ 機内食はANAケータリングサービス(株)にて取り扱っています。
ある日の仕事の流れ
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9:00
出社
海外サプライヤーの提案、船便状況などを確認し、メールに返信
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10:00
取引先との商談
海外サプライヤーとの仕入に関するWEB打ち合わせを実施
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11:00
メールチェック・電話対応
日本の仕入先と納期のメール、電話対応を行う
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12:00
ランチタイム
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13:00
ANAと各案件の打ち合わせ
新商品の提案、デザイン変更、進捗報告を実施
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15:00
チームミーティング
各案件の進捗を共有、業務連絡を確認
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16:30
後輩との打ち合わせ
後輩の案件の進捗を確認、アドバイスを行う
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17:00
発注対応
グループシステムを使用し、担当商材の消費動向を確認、発注に対応
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17:30
案件進捗・納品状況確認
海外サプライヤーに依頼している案件の進捗、納品状況を確認
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18:00
退社
ある日のお休み
家族と愛犬を連れて
散歩しています
公園で愛犬と駆け回る娘の姿をのんびりと見守るのが癒やしです。
印象に残っている仕事
ブランド価値と環境配慮を
両立させるための挑戦
ANAのファースト・ビジネスクラスで配布されるアメニティポーチのブランドリニューアルに、中心メンバーとして携わりました。アメニティポーチは、お客さまにとって「旅の思い出」にもなる大切なアイテム。今回は特にSDGsを踏まえ、環境へ配慮したポーチづくりを意識しました。次に重要となるのが、ANAとコラボできるブランド選び。候補を絞り込んだ後は、海外サプライヤーとの交渉や現地工場の監査、サンプルのやり取りなど、数多くの調整を重ねました。
中でも最も苦労したのは、ANA側の「環境に配慮したリサイクル素材を取り入れたい」という要望と、ブランド側の「高級感あるイメージや品質を守りたい」というこだわりをどう両立させるかという点です。リサイクル素材は色味や質感にばらつきが出やすく、生地の厚み、手触り、サイズ感やブランドロゴの配置に厳密な基準があります。コストを抑えながらそれらの要件をどうクリアしていくか、関係者と粘り強く話し合いながら落としどころを探りました。
最終的には、ANAのロゴとブランドロゴを両立させたデザインを実現し、環境にも配慮した高品質なアメニティポーチが完成。常に「お客さまがもらって嬉しいか?」という視点を大切に、メンバーとの対話や使用感の評価を繰り返しながら仕上げていった過程は、チームにとっても大きな学びとなりました。
担当した限定のアメニティセット
ライフスタイル事業の面白さ
空の旅を支え、ビジネスを動かす
無数の小さなアイテムたち
ライフスタイル事業部の面白さは、自分のアイデアや企画が商品となり、お客さまに喜んでいただけることやメディアに取り上げられたりすることだけではありません。取り扱い額の規模は、“飛行機とともに経済が動いている”と感じられるほど大きく、やりがいにつながっています。
製品の原料選びから完成まで一貫して携われるのも、この事業部の特徴といえるでしょう。例えば、機内食用の食器が洗浄を繰り返すうちに湾曲してセットできなくなるといった問題には、製造工場に出向き、機械や原料の保管場所まで確認し、原料の選定を見直します。原料への専門知識が求められ、ものづくりの醍醐味を味わえる環境だと言えます。
今後は、進化したアイマスクや耳栓、香りを活用したアイテムなど、機内での快適さをさらに追求するウェルネス商品の開発に取り組みたいと思っています。そして、ANAだけでなく海外のエアラインへも多様な商品を提案していき、いつか世界中のエアラインで使われるような商品を企画していけたらと思います。